みなさまこんにちわ。
最近急激に寒くなってきて、朝起きるのがつらい製造部のカマタニです!!
先週のえだこの記事は「製造部の日常
」という記事でしたね。
僕も先日中国出張から戻り、通常業務に戻りました。
しかし!!みなさんがこの記事を読んでくださっている翌日から僕は
中国出張です!!
( д) ゚ ゚
・・・
・・・
・・・
びっくりです☆(ゝω・)vキャピ
初の中国出張がとても刺激的で、次の出張はいつなんだろうとワクワクしていましたが、
まさか2週間たたずに再度中国の地を踏むとは夢にも思いませんでした。
しかも今回は行きも帰りも一人なので、心細いこと山の如しです!!
もちろんカマタニばかりが中国出張をしているわけではありません。
すでに今週だけでグッスマ製造担当5人中3人が海外へ飛び立ちました。
僕で4人目です!!
そんなとってもアクティブな製造部が贈る本日の記事は
「マスク」についてです!!
「マスク」ってなんぞやというところから、
順を追って、先日の 『初音ミクのじかん【3限目】』 でもお目見えした
「ねんどろいど 初音ミク サンタVer.」などを例にとってご説明させていただきます。
みなさまのお手元にあるねんどろいどをよくみると、
とても細かく塗装がされている部分がありませんか?
サンタミクさんでいえば、
(左足のアクセサリーパーツ)
のような部分です。
デコマスはもちろん一品物なので、原型師の方々やグッスマ制作チームの職人たちが
が手作業で何日もかけて色を付けます。
しかし上記写真はデコマスではなく、工場で作られた製品の写真です。
素早く多くの製品を生産する必要がある一方で、
細かい彩色にもしっかり対応しなければならない。
そんな時に登場するのがこの「マスク」というアイテム。
「マスク」とは、パーツをマスキング(覆う)し、効率よく細部に塗装を施すための治具です。
一枚だけで用いるものと、蝶番型の挟み込むもの(上記写真)の2パターンが工場ではよく見られます。
一枚だけの方は、平面や簡素なパーツに塗装を施す際に用いられることが多く、
挟み込む方のものは、複雑な曲面や凸凹が多いパーツなどに用いられる場合が多いです。
以下、作り方をさくっとご紹介いたします。
小さなパーツでも、マスクを作るとなると結構な大きさになります。
専用の液体に浸すためにロウのブロックにフックが付いています。
マスクができあがる仕組みを詳しく説明すると、とても化学化学してしまうので、割愛いたしますが、
電気の力を使って、金属(銅)を分解し、さきほどのブロックに付着するイメージです。
この方法は、鋳造やプレスよりも高い精度でマスクを作成することができるそうです。
(④:マスクを外して、塗装する形状に合わせて穴をあけます。)
まずは糸鋸で粗くけ釣り、最後にやすりで細かくけづって微調整します。
一枚で使う場合はここで完成です。
(⑤:蝶番型のマスクにはファイヤー(溶接)して、取っ手とくっつけたりもします。)
(⑥:実際の使用シーン。これはマスク一枚で塗装してますね。)
(エアーブラシでの塗装中。マスクが塗料をガードしています。)
という流れになっています。
基本的に全く同じ塗装がされるということはないので、
「マスク塗装」が必要なパーツすべてのマスクを作成します。
このように一部の小さなパーツを塗装するだけでも、
多くの工程と日数をかけて生産されているのです。
ざっくりとした説明でしたが、いかがでしたでしょうか?
もっと詳しく、中国工場のこと、作業全体の流れを知りたいぜ!!
という方は、↓↓
「ミカタソの中国工場見学!(・∀・)ノ 【その1:金型編】 」
をご覧ください。
今読んでもとても勉強になります・・・。
充実したブログを書くのは難しいなあ・・・と、自分でブログを書いてみてしみじみ思いますね。。。
また、
今回紹介した、サンタミクさんで「マスク」が用いられている部分を確認してみたいぜ!!
という方は、
ぜひぜひ「グッスマくじ」のB賞を狙ってみてください!!
「グッスマくじ」のHPはこちら↓↓
それでは恒例の
【本日の一枚】
(Max factory製造部kngeさんの棚)

さすがMXFの製造部。ずらりとfigmaがならんでいますね。もちろんどれもしっかりとポージングされて
います。見習いたいです!!
長くなりましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではみなさんまた来週か再来週に!!
製造部:カマタニ