こんにちは。
レッドブル・エアレース実行委員会アシスタントのスワベ(@gsc_suwabe)です。
最近はもっぱら、レッドブル・エアレース実行委員会アシスタントとしての記事をお届けさせていただいております。
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→フィギュアの祭典であるワンフェスで、レッドブル・エアレースをアピールさせていただきました。
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→詳細情報は未公開!の為、当日の席について妄想してみました。
【開催まで61日】最速はだれだ!熱い戦いがすでに開幕!?【レッドブル・エアレース】
→ローソンさんで実施中のキャンペーンについてレビューさせていただきました。
大会に向け、みなさまに少しでも多くのことを知っていただくとともに、
私自身の士気も高めていこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします!
さて、本日のテーマは、
レッドブル・エアレースで使用される飛行機についてです。
「エアレース」と飛行機は切っても切れない関係、F1とフォーミュラカーのような関係です。
レッドブル・エアレースで使用される機体のことを知るのに重要なポイントは3つ。
順番に解説していきたいと思います。
①とても軽量&頑丈
レッドブル・エアレースで使用される機体は
スピードを追求するために限界まで軽量化されています。
それに加え非常に頑丈で、10G程度まで耐えられる設計となっています。
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「G」とは…
重力加速度。
物体を落としたとき、その物体が時間当たりのにどれだけ速くなるかを示した量。
10Gは、物体が静止しているときの10倍の力がかかるということ。
エレベーターが上昇するときにかかるGは+0.05~0.1G程度、
ジェットコースターなどでは最大2~3G程度なんだとか。
この先は日常生活では体感することはほぼありません。
ということで、10Gの桁外れなかんじがおわかりいただけますでしょうか。
旋回・急上昇したときにかかるGに耐えるため、パイロットたちは訓練しています。
10Gに耐えうる機体の性能だけでなく、パイロットの能力も重要なポイントです。
②改造は不可能
2014シーズンからは、共通のエンジンとプロペラの使用が義務付けられています。
(それ以前は機体の自由な改造が可能でした。)
パイロットとチームは機体の改造の代わりに、
空気力学やパイロットの技術向上に取り組むようになりました。
???
「空気力学」とは…
空気の運動や空気中を運動する物体に作用する力を扱う流体力学の一種。
空気中を飛行する飛行機は、翼に強く空気の影響を受けます。
翼に当たる空気を利用し、揚力を得たり、方向転換や減速方法の一つとして空気を利用します。
速度の調整、舵を切るタイミングの判断などを的確に行うためには
パイロット自身とサポートするチーム全体が空気力学を理解する必要があります。
③使用を許される機体は3機種のみ
レッドブル・エアレースでは、3機種のみ使用が認められています。
その3機体は「EDGE 540」、「MXS-R」、「CORVUS RACER 540」です。
機体データをまとめてみました。
※1 ロールレートとは…
1秒間に機体が回転(傾斜)可能な角度
※2 クライムレートとは…
1分間で機体が上昇可能な距離
ロールレート・クライムレート・最高速度・最大Gという性能の違い、
レースに一番有利か!?という部分を赤くしてみました。
この表だけ見ると「CORVUS RACER 540」が一番強そう…。
性能の違いがレースの結果に現れるのか、チェックしたいですね。
ということで、パイロットが使用する機体とともに
シリーズ第1戦のアブダビ大会の各選手の順位を見ていきたいと思います。
まずはEDGE 540から。
こちらはV2とV3があります。
【EDGE 540 V2】
写真では見えにくいですが、垂直尾翼の部分に母国イギリスのプリントが施されています。
ローソンさんのキャンペーンのオリジナルソフトグライダーのモデルになった飛行機。
★Francois Le Vot フランソワ・ルボット(フランス) 第11位
レッドブル・エアレースのオフィシャルタイムキーパーである「BREITLING」の文字が堂々と入っています。
「1884」は、もちろんBREITLINGが始まった年です。
★Juan Velarde フアン・ベラルデ(スペイン) 第13位
こちらもローソンさんのキャンペーンのオリジナルソフトグライダーのモデルになった飛行機。
白を基調としつつも、オレンジや赤が入っているところに、スペイン出身パイロットの情熱を感じさせます。
【EDGE 540 V3】
★Hannes Arch ハンネス・アルヒ(オーストリア) 第4位
こちらはシルバーが基調であることで、私たちが想像する王道の「飛行機」の姿を感じさせます。
「Red Bull」の文字と象徴的な赤い雄牛がプリントされ、これぞ「レッドブル・エアレース」!と感じさせるカラーリング。
★Matthias Dolderer マティアス・ドルダラー(ドイツ) 第9位
翼部分に入っている「MD」のロゴはパイロットのイニシャルで、チームのロゴです。かっこいい!
★Pete McLeod ピート・マグロード(カナダ) 第3位
こちらもローソンさんのキャンペーンのオリジナルソフトグライダーのモデルになった飛行機。
両翼に大きく入った「GARMIN」は、GPS関連機器のメーカーロゴ。
そして水平尾翼に入った「VIRB」は同社製品のカメラの名前。
★Martin Sonka マルティン・ソンカ(チェコ) 第10位
パイロット出身国チェコの国旗を彷彿とさせる、白・青・赤で構成されるカラーリング。
シンプルなのにかっこいい!
有名時計ブランドの「HAMILTON」の文字と時計の文字盤をまとった機体。
パイロットのニコラス・イワノフはHAMILTONのブランドアンバサダーを務めています。
★Yoshihide Muroya 室屋義秀(日本) 第6位
日本のヒーロー!私たちの希望!
レッドブル・エアレース唯一の日本人パイロットの室屋義秀さんの機体です。
垂直尾翼の「義」の漢字と赤が日本を彷彿とさせますね。
千葉大会からは新調したEDGE 540 V3に搭乗する予定です。
カラーリングは未公開なので、続報が気になります。
【MXS-R】
★Matt Hall マット・ホール(オーストラリア) 第2位
こちらは黄色を基調にパイロットの名前「MATT HALL」が大胆にプリントさせています。
他の機体と違い、MXS-Rは主翼の先端が大きく曲がっているのが特徴です。
フランソワ・ルボットと全く同じカラーリングに見えるこちらの機体。
実はチームナンバーが違います。
各機体、背番号のようなチームナンバーをまとっています。
【CORVUS RACER 540】
★Peter Besenyei ピーター・ベゼネイ(ハンガリー) 第7位
カービー・チャンブリスと同じカラーリングに見えるこちらの機体は、文字と雄牛がやや小さめに入っています。
(全然関係ないですが、カモメが「わあ!」ってなってますね。カモメにとってはさぞかしこわかったことでしょう…。)
機体ごとに前大会の順位をみてみましたが、
「この機体が強い!」と一概に言うことができそうにありません…。
パイロットの腕、チームの分析力、
天気・風向き等の気象条件に左右されるレースと言うことができそうです。
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レッドブル・エアレース実行委員会アシスタント:スワベ(@gsc_suwabe)