「彩色編」は「ねんどろいど ヴィニエイラ様」と一緒にお届けします!
面相同様、「色味」は「フィギュア」がそのキャラクターと認識されるために大切な要素の1つです。
もちろん「ねんどろいど」の開発時においても、
キャラクターの特徴を表す「色味」を大切にしております。
「成型色」と「彩色」の2つからなりたっています。
フィギュアの材料であるPVC自体に色をつけて成型したものを成型色といいます。
材料そのものに色がついているため、
塗装する必要がなく、色が剥げたりする心配がありません◎
彩色とは…?
塗料を吹き付けて色をつけることをさします。
例えば、髪の毛の彩色の場合
ベースになる色「ベース色」をまず塗装します。
そして「ベース色」より濃い「影色」を、髪の毛と髪の毛の間などの
影をつけたいところに吹き付け、グラデーションをつけます。
ヴィニエイラ様の場合は、
薄い紫の「ベース色」に濃い紫の「影色」をつけています。
さらに、毛先にはピンク色の塗装もあるので、3色を使って髪の毛に色をつけています。
塗装するパーツ全面に、一色の塗料を吹き付ける塗装方法。
画像では、赤色の塗料をパーツ全面に一気に吹き付けています。
髪の毛の「ベース色」もこの方法で塗装されます。
塗装をしたい形に金属の板をくりぬいたものを「マスク」といいます。
そのマスクにパーツをあてて、
塗料をふきつけ、塗装をする方法を「マスク塗装」と言います。
①制作部で、デコレーションマスター(通称:デコマス)
修正コメントはこんな感じです(^∀^)↓
「ねんどろいど ヴィニエイラ様」はなんといっても
「機械仕掛けの巨大な拳」パーツの彩色が…手強かったです…。
メタリック感を出すために、工場とは何度もやりとりを行いました。
そんな「ねんどろいど ヴィニエイラ様」は今月発売です!お楽しみに!
「ねんどろいど」は
本体だけでなく、付属のパーツの彩色にもこだわって開発を行っているので、
お手にとっていただいた際には、
一つ一つのパーツの彩色にも注目していただけると嬉しいです。
今回の「彩色編」はここまで。
それでは
またお会いできますように。
~本日の一枚~
六本木ヒルズで行われている「pixiv祭」に行ってきました!
「お絵かきピープル」のコーナーでは、自分の描いたキャラクターが
デジタルで動く姿をみることができます。
(写真ではわかり難いのですが、壁一面が画面になっており、その中を書いた絵が動き回るんです!)
私は、「ねんどろいど 初音ミク ハロウィンVer.」の衣装の女の子を描きました♪
製造部:ウエダ