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製造部のおしごと~形状編~

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みなさん、こんにちは。

製造部ウエダです。
先月のお仕事紹介で「ねんどろいど」の面相の製造開発について
ブログを書かせていただきました。

そのブログが、おかげさまで大好評…!

というわけではありませんが、
私個人の希望により、本日は製造開発のお仕事第2弾を書きたいと思います!


第2弾は…
「ねんどろいど」の形状について!

それでは、今回もこの子に協力してもらいましょう!
ねんどろいど 加賀さんカモン!

\いつになくご機嫌な加賀さん/



「ねんどろいど」は飾ってかわいいだけでなく、
ユーザー様が遊んで楽しいものであることも製造開発の上で大事にしたい要素。


複数の面相に加え、
腕パーツもシチュエーションによって取替え可能のため、
パーツの組み合わせによって、様々なポーズを楽しめるような仕様になっています。

グッスマのホームページの商品紹介ページに掲載されているポーズは、
すべて再現可能になっています◎

1つのねんどろいどで、2度3度4度楽しい!
それが「ねんどろいど」の魅力の1つです。


しかし、
「組み替える腕パーツが肩にはまらない」
「ホームページの写真のポーズができない!」
ということが起こっては、
”遊んで楽しい”「ねんどろいど」とは言うことができません。


そういった状況を防ぐために、
製造開発時の形状の確認と修正が大事になります。


「ねんどろいど 加賀」さんのパーツは全21パーツ!
製造開発時には、全てのパーツの形状を確認をします。


基本的な形状の製造開発の流れ

①制作部で、原型デコレーションマスター(通称:デコマス)が作られます。

②中国工場に原型を送ります。

②一方日本では…あらゆるポーズで、デコマスの撮影が行われます。
(ここで撮影された写真がホームページに掲載されます。)

③中国の工場にデコマスを送ります。

④中国の工場で、形状のサンプルが作られます。

⑤工場でできたサンプルを、グッスマに配送してもらいます。

デコマスや撮影された画像のポーズをみながらサンプルを確認し、


パーツの形は、原型やデコマスと同じか
パーツの組み換えはスムーズに行えるか
ポージングがとれるのか 確認を行います。

さらに…


パーティングライン
(画像の真ん中に縦方向に入っている線)や

ウェルド(表面に渦巻いているモヨモヨっとしたもの。)
などは美しくないため、綺麗に整えるように指示します。



形状の修正指示はこんな感じです


加賀さん「修復に入らせていただきます。」



グッスマでは、工場から届いた形状の1回目のサンプルを「T1」
(ちなみにTは”test shot”の略です。)
形状の2回目のサンプルを「T2」と呼びます。

そして、
この形状でOK!問題ありません!という状態の形状を「T-END」と言います。


初めて「T-END」という言葉を聞いた時、
業界用語っぽくて、使っているとなんだかカッコいい!!と思いました…。

「今日は加賀の形状T-ENDしたからさ~一段落ついた祝いに、
 ギロッポンでシースー食べて帰ろうかな゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜」

という感じに使ったりしてみたいですね。



加賀さんと赤城さんは、正座することもできるのですよ~

ユーザーの皆様に楽しく遊んでいただけるよう、
形状の製造開発を行っていきたいです。


ということで、「製造部のお仕事~形状編~」おしまいです!

みなさまにご好評であれば…?
お仕事紹介第三弾があるかも!
(ウエダはまだまだ製造開発について書きたいので、どうか!どうか皆様、お付き合いください。)


またお会いできますように(^^〉ノシ




~本日の一枚~

先ほど少し触れた「パーティングライン」。
工場ではヤスリを使用し、手作業で綺麗に整えています!



製造部:ウエダ













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