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第6回たけとものスク水制作記

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みなさまこんにちは、
制作部のたけともです。

今週もやってきました!


のお時間です!


たけとも
「ねんどろいどもあ きせかえスク水(仮)
の完成するまでの工程を
解説を交えながら、ご紹介する企画です。

前回の作業はビーチボールの制作をしたところまで進みました。
                                                                          
第5回はコチラ
今回の作業内容は…

ディテールの追加です。

現在の状態では、スク水&ビーチボールっぽいものなので、
スジを彫ったり、しわを追加して情報量を増し、
一目でスク水&ビーチボールだとわかるようにします。

では作業開始!

初めはスク水ボディから、

旧スクといえば前面の2本の裁縫線が特徴的です!
業界用語では「プリンセスライン」といいます。

三角刀を使ってスジを彫りこんでいきます。

スジ彫りの際に使う道具は原型師によって違い、
三角刀、カッターナイフエッチングノコギリケガキ針など様々な道具があります。

スク水ボディでは曲線のスジ彫りに強い三角刀を使います。(※あくまで個人の感想なのであしからず)
三角刀でのスジ彫りは力の掛け具合でスジの幅、深さが変わるので、
常に一定の力の掛け具合を保たなければならず、集中力を使います。

無事スジ彫り完了!
うんうん、スク水になってきました。


お次はビーチボールのディテールを追加します。

ビーチボールといえば、六等分にされた模様ですよね。
鉛筆で線を描いていきます。
均等に線を描くのがなかなか難しい…

線を描いたら、カッターナイフで線をかるくなぞります。
こうしておくとで、スジ彫りをしやすくなります。


先ほどは三角刀を使用しましたが、
ビーチボールのスジ彫りでは「目立ちヤスリ」という道具を使っていきます。

無事スジ彫り完了!

綺麗なスジが彫れました、満足満足。

目立ちヤスリは真っ直ぐなスジを彫りやすく、
ロボットプラモなどのディテール追加によく使われます。

ただし曲線のスジ彫りにはあまり向いていなかったり…、(※あくまで個人の感想です)
状況に応じた道具の使い分けが重要だったりします。

最後にスク水にしわを追加します。
スク水のしわにはこだわりがッ!という業界の方も多いのでは、

しわが出来る部分にポリパテを盛っていきます。

パテを盛り終えたら紙やすりで形を整えます。


うんうん、スク水特有のピッチリ感が表現出来ました。
後は軽く全体を磨けば…

ディテールの追加完了です!!

スク水&ビーチボールの質感を表現できたと思います。
ディテールの追加作業は制作物のクオリティーをグッと上げる作業であり、
非常にやりがいがありました。

現在のスク水完成度は7割ほど、
そろそろ完成が見えてきました!
あとは完成に向けて突っ走るのみ!

というわけで今回はここまで!

次回は「ディレクション会&表面処理」の様子をお伝えしたいと思います。
お楽しみに!



制作部たけとも



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